ABOUTラ・ガール バイ ルイ ロブションについて

私の父、ジョエル・ロブションは15歳という若さで料理の世界に入り、36歳のとき“ジャマン(現ジョエル・ロブション)”を開業しました。独立を果たしても彼の料理に対する探究心は生涯尽きることはなく、それはまさに“日々挑戦”と呼べる人生でした。幼少期からそうした父の背中を見てきた私にとって、自らの名を冠した店舗を出店することは私の長年の目標であり夢でした。

そしてそのスタートの地として芦屋を選んだことには大きな理由があります。1913年、芦屋駅が開業された頃、嘗てこの地は“精道村”と呼ばれていたことを知りました。そして、この“精”という文字には、「念入りに手を加える」「混じり気のない純粋なもの」「優れたもの」という意味が備わっており、“食”を提供する立場の私にとって、最も大切にしてきた理念そのものでした。これこそがまさに、私の父、ジョエル・ロブションが大切にしてきた精神であり、これからも私が受け継ぐべき大切な人生の“道”だったのです。

“Pâtisserie La Gare by Louis Robuchon”では、私のふたつの母国であるフランスと日本の厳選された食材を用いた焼菓子を多数取り揃え、地域の皆さまに愛される存在となることを願っています。

Louis Robuchon

「パティスリー ラ・ガール バイ ルイ ロブション」は、ルイ・ロブションによる世界初のスイーツブランドです。ルイ・ロブションがルーツ を持つ、フランス・ポワティエで19 世紀に生まれたチーズケーキ「トゥルトー」をはじめ、フィナンシェやマカロン、フォンダンショコラなどを取り揃えています。またショップ内には工房も併設しており、一部のスイーツは出来立てでご提供いたします。更には、ルイ・ロブションが厳選した、スイーツに合わせて楽しむワイン、シャンパンもご用意しております。

店内では、フランス人の父と日本人の母を持つルイ・ロブションならではのスイーツ約30種を販売いたします。フィナンシェ、マドレーヌ、モワルーといったフランスの代表的な焼き菓子には、「パンプリーバター」をふんだんに使用。エシレなどと同様にフランスが規定する品質認証制度「A.O.C」を獲得したバターで、搾りたての牛乳を使ったフレッシュで上質な味わいと、ほのかなヘーゼルナッツの香りが特徴です。フィナンシェは、プレーンの他、アオサや喜界島産黒糖、芋焼酎、くるみなど「和」の要素を取り入れたフレーバーなど、各種展開しております。

Produceプロデュース

Louis Robuchonルイ・ロブション

@ louis_robuchon

ロブション・ジャパン株式会社、代表取締役。
父親は「フレンチの皇帝」としてミシュランの星を世界一保持していた料理人、故ジョエル・ロブション氏。母親は博多出身の日本人で、両国にルーツを持つ。
2012年にワインの輸入と日本酒の輸出を中心とした商社を創業し、10年間代表取締役を務めた後(現在は退任)、フランスに本社を置くジョエル・ロブション・グループの取締役に就任。世界各国でのロブション・グループの発展に注力している。またパリに拠点を置くワイン商LA CAVE DE JOEL ROBUCHONの代表取締役も兼任している。
幼少期を福岡、高校までの学生時代をフランス・パリ、そして大学生活を慶應義塾大学総合政策学部で過ごし(フランスのHEC経営大学院大学に1年交換留学)、両国の持つ素晴らしい味覚や感性を養った。 これまでの知見と、世界のミシュラン・レストランへのグローバルな繋がりを活用し、日本と世界の架け橋として活動している。
近年は、自治体や省庁などからの要請で「欧州への輸出戦略」をテーマに各地で講演を行うとともに、フランスにて日本産品を紹介する商談会や展示会、メーカーズディナーなども数多く主催している。
2023年4月28日には、自身の名前を冠したスイーツショップ「Pâtisserie La Gare by Louis Robuchon」を兵庫県・芦屋に初プロデュース。